西谷さんが危惧していることのひとつが、昭和21年に都市計画道路決定をした大久保通りの拡幅工事。決定後70年近く動かなかったものが近年になって事業 が進められようとしており、現在片側1車線、幅員約18mの道路を、片側2車線、歩道幅員6m、総幅員30mにする計画。大久保通りに面した地区では閉店 したり転居を余儀なくされたりする家が出るなど、その影響が出始めている。大久保通りは神楽坂の中央部、「神楽坂上交差点」で神楽坂通りと直交、「まちの 分断」を危惧する声が出ている。
「工事自体を止めることはできないでしょう。しかし、単純に道が広くなってしまうと神楽坂上交差点でお客様が自由に行き来して楽しむことが難しくなり、ま ちが分断される可能性があります。物理的にも文化的にも分断させないことが大切だという議論がまちの中で起こっています。私達だけでなく様々な団体様と協 力するなどしてどうしたら神楽坂の魅力を損なわないか考えているところです」
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