大久保通り将来ビジョン案 NPO粋なまちづくり倶楽部 2016.06.09
ビジョンの考え方
【目標】
牛込神楽坂のみちづくり×まちづくり
→歩いて安全、安心快適なふるさとのみちにする
→大久保通りのみちづくりが牛込神楽坂地区さらには箪笥地区全体への貢献を目指す
→伝統芸能・暮らしの文化とともにあるみちづくり
(目標の考え方)
牛込神楽坂にとって、神楽坂だけでなく、白銀町、筑土、岩戸町、横寺町、箪笥町、北町、細工町と神楽坂で暮らす人の生活圏全てが箪笥地区の大事な一部です。それらをつなぐみちはまさにまちづくりの重要なテーマです。今回は大久保通りの将来ビジョンから神楽坂の将来を考えます。
【全体構想】
「牛込神楽坂∞(8の字)構想」
神楽坂では神楽坂まち飛びフェスタでは、神楽坂通りから大久保通りを中心とした8の字を描く範囲で神楽坂のまちと一体となった文化活動を展開してきました。
今後も「牛込神楽坂のみちづくり×まちづくり」の実現のため、回遊性の高いにぎわいの連続したみちづくり、暮らしの歩行ネットワークづくりを行っていきます。
大久保通りはその一部であり重要な要素です。
図:牛込神楽坂8の字構想図(まち飛びフェスタマップを参考に)
【基本的な方針】
・みちづくりをするときにはまちづくりと一体となって考えます
・道路と沿道が一体となって回遊軸をつくります
・人が主役のみちづくり・まちづくりを行います
【大久保通りの空間イメージ 事例案】
大久保通りの拡幅事業を契機として下記のような空間への転換を図り、みちづくりとまちづくりが連動した空間づくりを目指します。
○道路空間
方針
・歩道の利用の工夫を図る
(災害時の防災機能の向上と平時の快適な歩行空間の両立)
具体的な提案
・車道は片側2車線は不要
・道路拡幅部分は歩行者のために使用する
・大災害時の緊急車両通行は可能なデザインとする
○交差点空間
方針
・渡りやすいみちづくり、横断しやすさの工夫を図る
(特に子どもや高齢者の安全の確保が大切)
具体的な提案
・車道幅員を広げない
・横断歩道中央に安全地帯を設ける
・交差点広場をつくり、安全に滞留できる空間をつくる
○沿道建築物
方針
・ふるさとの空間づくり
・商店街の連続性を保つ
具体的な提案
・沿道低層部の賑わいを感じられる開放的な意匠
・スカイラインや壁面線の連続性に配慮する
○道路空間利用について
方針
・歩道利用の工夫を促し愛着あるみちづくり・まちづくりを行う
・回遊性の向上を図る
具体的な提案
・イベント、催事、オープンカフェなどの積極的利用を促進する